アイデンティティの崩壊

悩み解決

自分に対して悩んでいるときの多くは緊急のタスクが終わっていないときのように感じる。課題が終わってないとか、反省や直しができていないとかやりたいことに手を付けられていないとか。

もちろん、そのときはまずやるべきことに集中したほうがいいと思う。課題や仕事などのタスクを終わらせてから考えればいいと思う。人は自分のタスクを避けるためにスマホを見たり掃除をしたりする逃避行動の一つとしてアイデンティティを考えることもあると思う。

アイデンティティは自分の存在意義にもつながるので優先順位が高いと思う。たしかに間違ってないが逃避行動にもなりやすいのでそこの判断は一度したほうがいいと思う。悩んだときは自分のやるべきことを一度終わらせてからリラックスした状態で考える。一つ一つは小さな問題でも積み重なると「悩み」になる。だから、積み重ねないようにひとつずつタスクを終わらし、アイデンティティのことを考える。

ここからが本題でタスクが終わっていてもアイデンティティが崩壊している状態、いわゆる自分の存在意義が不透明になったり、やりたいことが思い浮かばなくなることがある。読者も自分の夢や目標がわからなかったり、やりたいことが見つからないことがあるかもしれない。その時、大切なのはまず自分を否定したり卑下しないことだと思う。この世界を認識しているのは自分だから否定したり卑下してしまうと解釈が引っ張られる可能性があるから。もちろん、自己否定に陥ることはあると思う。だから、せめて人は自己否定に陥りやすいことは覚えていてほしい。

この問題は人によって答えが異なるし、今の時代は特に難しい。アイデンティティは今自己として確立している近代的な自我ではなく何かに溶けていることが多いからだ。アイドルやインフルエンサー、アニメや漫画など多岐にわたる。その中で自分のアイデンティティがわからなくなるとは不安に陥りやすいし、他社との交流を拒絶する可能性もある。

ひとつとれる選択肢としては複数の共同体感覚を持つことである。前提として人は様々な共同体に属している。ここでは家族や学校、国だけでなくこの世界でグループとして成り立っているものとして扱う。「サピエンス全史」では虚構(フィクション)によって人々は共同体として協力できるようになった。そして、学校や仕事などの共同体にはそれよりも大きい国やファンサークルなどがある。国は1億を超えるところもあり、ファンサークルは国の垣根も超える。人は一人では生きていけないし、生活必需品でさえ誰かに頼る必要がある。だからこそ、ひとつのグループに属しそこでのトラブルや嫌われることを恐れるのではなくて、多くのグループに属しひとつのグループでトラブルや嫌われても恐れない勇気が必要だと思う。アイデンティティは完全に確立されることはないが、常に変化しながらも自分に影響していく。だから、微調整やメンテナンスとして様々なグループに耳を傾けることが必要かも。

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