心の葛藤

悩み解決

自分でも不思議なのだがある人に対する感情というのはとても不安定で移ろいやすいものだなと思った。前に、彼女と付き合っていた時も日によって相手に対して好意を持つか嫌悪感を抱くかが変わったし、その時の状況や環境によっても相手への感情というのは変わっていたと思う。それは自分が偏った人間であるのかもしれないが、みなさんも誰かとけんかしても、別の日には仲直りした経験があると思う。人の感情は安定していたり恒常的、絶対的なものではなくて不安定で変化しやすく、相対的に価値づけられるものだと思う。

そもそも、人は好意を持つ者に対して嫌いになることはあっても無関心であることは少ないと思う。フロイトの防衛機制によると、反動形成というのはそれまで抱いていた感情からネガティブな感情を抱くことである。例えば、好きだった相手に振られたときにかえって相手のことが嫌いになるようなこと。この考え方によると、人は好意から府の感情、いわゆる嫌悪感や憎しみを抱くことはあると思う。愛ゆえの嫉妬や苦しみ、愛情からのDVや殺人。どうやら、好きになった相手のことも状況によってはいとも簡単に殺せるみたいだ。そう考えると、憎しみというのは好きの反対というよりも好きの別な形、変化したものと考えるほうがいいと思う。また、好きというのは何かに注目することであるので反対であるのは関心がない状態、いわゆる”そっけない”ことであると思う。なので人が誰かを憎むことや嫉妬を解決するのは、そのことに関して興味を持たないようにすることが大切になると思う。あと、何かを好きになるときはその事柄に対して熱中することが必要になると思う。無関心な状態で何かを好きになったりすることはできないと思う。「推し」を持っている人たちはお金や時間をささげている。そのため、何かを好きな人はすくなくとも対象に対して自分が注目している状態であることが仏ようだと思う。すなはち、自分が”興味”をもつことが必要だと思う。

このように、人は好意を持つ状態がある要因(ふられるやな鬱など外的、内的)によって好きだった対象への感情が転移して憎しみを持つことがあると思う。憎しみがなくなるときはその人や事柄に対して”そっけなく”なっているときだと思う。また、そっけない状態から何かを好きになるときは”興味”をもって追いかけ続けることが必要になると思う。人の感情は固定的なものではなく、常に変化し続けるものなので、それを理解しておくことが心の安定につながるのかもしれない…

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