報酬のメカニズム 恋愛において

悩み解決

欲求の浮動性

人は落ち込んでいるときに些細な出来事で感謝の気持ちを感じることが多い。たとえば、友人が親身に話を聞いてくれたことや、自分が相手を助けたときに相手が感謝してくれた時など。

欲求不満の時には満たすことができると自分が感じるハードルが大きく下がる。食欲で言えば自分の嫌いな食べ物でも飢えの状態なら食べることができるし、恋愛で言えば極論、自分の同年代の女性がみんな可愛く見えてしまうこともある。また、自分の基準を下げてでも相手と肉体関係をむずびたがる人も存在している。

報酬の正体

これから言えることは、人は自分の状態や精神状況から欲求を変化させることができると言うことだ。そして、もうひとつ大切なのは、報酬は予測していた値の誤差に対して影響されるものであるを専門用語で予測報酬誤差という。しかし、ひとつ厄介なのは、マイナスの影響がプラスの影響の2倍ある事だ。100万円増えたとしても、100万円失ったときの悲しみを満たすことは出来ないということだ。

具体的に言うと、給料として400万円もらえると知っていて臨時のボーナス50万円増えたときは自分の予想していた金額との誤差である50万円が報酬となり、化学物質が放出される。反対に、ハプニングで50万円カットされたときは予想していた金額の誤差であるあ50万円が損失となり、ストレスや負荷を感じる。そして、単純に考えると、50万円を失った時に感じる損失感は100万円得たときに感じる報酬で初めて吊りあう。このことから、人は何かを得るよりも何かを失うことに関して消極的になる動物である。

異性関係において

自分が異性と関係を持ちたいとして、美女を基準にしてしまうと基本的に欲求不満な状態が続くことになる。やがて我慢の限界がきて欲求のレベルを下げるようにする。しかし、下げたレベルに見合う女性と関係をモテなければ下げらなけらばならなくなる。このように行くと、最終的には自分と同じか下の人物と付き合うようになると考えられる。しかし、これは極論であり現実にから名ずしも即しているわけではない。

なぜなら、基準を自分が認められる最低限のものと考えている人に美人やイケメンなど優れた特徴を持っている人は求める傾向にあるからである。なぜなら、イケメンや美女、スタイルのいい人が最も嫌うタイプの一つとして外見だけが目的であとは二の次と考えている人である。顔が良ければ、見た目がきれいなら性格は考慮しないと考えている人たちとイケメンや美女が付き合ったとしてもイケメンや美女が相手から得られるメリットはないように感じるし、不快な気持ちにもさせられやすい。

しかも、彼らはイケメンや美女であるからこその悩みや苦労を経験している。何もかもイケメンや美女であることを因果関係に使われたり、異性などからのアプローチが多すぎて避けたり、抑えたりするために大きな労力を割かないといけなかったり。このように考えると、イケメンや美女が求めるのは、見た目だけでなくて内面を特に評価してくれる人である可能性も高い

凡人であるみんながほめる特徴の見た目だけほめていても周りと差がつかない。相手が普段褒められなれていないところをほめると、また違った反応が得られるのかも。

まとめ

欲求と異性関係での好みについて述べたかったことは

欲求不満の状態では意図的に自分のハードルを下げて満たそうとする

報酬は予測していた値のプラスとマイナスの振れ幅に影響される(マイナスはプラスの2倍)

外見的特徴に固執していない人のほうが、かえって外見的に優れている人に注目されやすい

報酬や欲求のメカニズムに関しては人間の脳の働きと関係しているので多くの人にとって当てはまると思う。人間関係において、相手のことを考えようとする気持ちはコミュニケーションの基本である。

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