現代人が時間がないことについてはこの記事で述べたが、

今回は人が何に時間を奪われているのかについて述べたいと思う。お医者さんが薬を処方するときは病気の原因を見つけてからなのと同じように時間が奪われている原因を理解することによって対策法は考えることができるようになるからだ。
今の時代は情報革命によって、情報の収集が容易になった。主なものは、SNSやYouTubeだろう。Twitter(現X)やインスタグラムなどのSNSにより理論上は世界中の人とつながることができるようになり、Youtubeは誰もが手軽に動画による情報発信ができるようになった。ブログやSNSの登場だけでは古いメディアも余力が残っていた。新聞やラジオ、テレビも力が残っていたが、動画が手軽に見れるようになると多くの人はYoutubeに流れていた。スマホは、コンパクトになったパソコンと言っても過言ではないと思う。誰でもポケットから端末を取り出せば承認欲から感楽欲、そして性欲などありとあらゆる欲求を満たしてくれる。だから、ある意味依存してしまうのは個人の責任ではないし自分を責める必要はないと思う。また、開発者も消費者が依存するように作っているので自分だけで依存から抜け出すのは至難の業だと思う。
だとすれば、ネットの海に生きていけばいいと思うかもしれないがSNSにも弱点はある。それは、「つながりを減らす」のと時間を多く消費することになることだ。SNSでは不特定多数の人とつながることができる。しかし、普段私たちが接するのは不特定タスの人ではなく仕事場や学校などの身近な人である。そのため、SNSなどにより自分の身近ではない人とのかかわりを増やすことは身近な人との過ごす時間を減らすことになる。時間は有限なので、トレードオフの関係になる。そして、いろんな研究結果から人は身近な人間関係の満足から幸福感を得やすいというデータもある。SNSから身近な関係行ければいいが、表面的な関係が増えていることも多いと思う。
また、SNSは自分の時間を消費していく。その理由は、「もっといいもの(人)がある(いる)かも。」という欲求である。SNSの関係が表面的になりやすいのも、コミュニケーションをとっている相手よりも魅力的な人がいるかもと思うと保管人と関わりたい欲求もある。そして限界効用の逓減(刺激は繰り返し受けると慣れてしまう)により、絶世の美女やイケメンでも繰り返し接すると飽きてしまう。そして新しいイケメンや美女を探してしまう。
読者も飽きが来たときに新しいものを探したくなると思う。それをすることでさらに時間が溶けていく。自分もTwitterやYouTubeに2、3時間以上とられているから人のことを言えないのだが・・・
対抗策としては前にも述べた通り事前に時間の予約をしておくことである。原則、予約した事柄はずらさないようにして。自分もすぐにYouTubeとTwitterに時間を取られるので、あらかじめ何時に課題をしたり、本を読むのかなどを決めたいと思う。みなさんもスマホのご利用は計画的に。”用法”と”容量”を守って・・・
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